スライダー
HIROさんお手製のスライダーを頂いたので取付
こんな構造
ここのボルトを緩めて…
取り付けたら形を整えておしまい。
本来、このmodはSSBバンパーユーザー向けのもの。愛用しているYami Factory製ワンオフバンパーはSSBよりもワイドに作られていて典型的な転倒パターンではジェネレーターカバーやウォーターポンプを擦らないのですが、過去2回ほど滑った先の構造物にヒットして2回ほどぐちゃらせています。2回目は大きく破損して水漏れが発生したのでウォーターポンプカバーと金属ホースをまるっと新品に交換しています。2度あることは3度あるといいますのでまたやってしまいそう…。 このスライダーを装着することで自走不可リスクがちょっと下がれば御の字
500円台
リアのブレーキパッド、セールになってるものを送料込みで500円台のものを調達しました。軽~く引き摺った時は音鳴りすることがあるけども実用域では鳴きなし。
ぐるぐる遊びで熱入れても特筆するようなネガはない。
予備を買い増して今年はこれでいこうかな
転倒が多い日でも安心
Matrisのリアサスをアップデートして別タンクを追加すると、問題が一つ発生しました。
これ、転倒した時にタンクがヒットしちゃいそう。よくある転倒パターンだとフロント側のバンパーの/←の角度のおかげでシートサイドやテールカウルが地面に当たることはほぼないのだけど、コケた後にもつれたり、180度反転してケツからスライド進入するとゴロンと転がったりすると当たることがある(実際に右側は当てた)。
今まではサイドカウルをガリってもそんなに気しないし、パーツ代もさほど高くないからどうでもよかったんだけど、別タンクをヒットするのはさすがに泣けるし、調整ダイヤルをヒットしてしまうとオイル漏れのリスクは高いと思われる。リアサスは内部に12気圧程度のガス圧がかかっているので、オイルラインにダメージを受ければオイルが噴してしまう。こんなリスクは潰してなんぼなんで対策を講じることにしました。
現状のアイディアは2つ。①タンクを内側にインセットするためにゴムマウント+ホースバンドを用意してフレームのパイプに固定する。②空間を稼ぐためにSSBのリアスライダーをつける。③アグラスとかのタンデムスライダーをつける。です。今回は②案を採用してSSBにリアスライダーを注文しました。①案は思ったほどインセットが厳しそうだし、③案はスライダーの位置があまりよくないからです。早速発注を済ませ、受信した注文受付メールには、完全受注生産でバンパーは現在納期1ヵ月程度かかること、リアスライダーは一定数の注文が溜まってからまとめて製作すること、が記載されていた。
これ、納品された時が納期ってやつじゃん。アチャー
数が出る製品じゃないので必然的に受注生産になってしまうのは当たり前なんだが、頼む〜 受注生産で納期が不安定ならその旨をWebサイトに書いててくれや~~と思わないでもない。文面から下手すると1ヶ月以上待ちそうな雰囲気を感じたので、それまでの繋ぎとして熱で整形可能な樹脂板のカイダックをスライダーとしてタンクに張り付けることにしました。早速カイダックを発注したら、それが届くよりも先に「スライダーが出来たから送るで〜」との連絡が…。注文から納品まで1週間程度だったのでめちゃくちゃにタイミングが良かったんだと思う。カイダック、無駄になっちゃったのでどっか別のところで活用しよう。
付属部品に漏れがないことを確認して、早速バラしてネジにスレコンを塗る。
タイヤが掻き上げた泥水が当たる場所なのでしっかりやっておいて方がよさそう。
装着するとこんな感じ。
以前が↓だから随分良くなったと思う。
タンクのクランプ位置を若干ズラす必要があったのでホースレイアウトに気を配りながら微調整した。 特に問題はなさそう。
オイルクーラー追加の可能性
夏場にジムカーナでぐるぐる走るとあっという間に水温が跳ね上がります。強制的に冷却ファンを回して80〜90度台を維持してもオイルはなかなか下がらないのか1〜2回の練習でオイルが死んでシフトタッチが壊滅的に悪化することもしばしば。油温は観測してないけどえらい数字になってそう。
エンジン保護のためにもオイルクーラー欲しいなと思うところですが、実はMT07/XSR700には水冷式オイルクーラーが装備されています。
オイルフィルターがつく部分のアレです。左右のパイプは冷却水が流れます。パーツ名はオイルクーラーになっているけど ....いやどう見ても容量不足だし、これで冷やせるわけないだろと。
どっかに追加クーラーがつくポイントないかな〜と見てみると
面白い穴を発見
ジェネレーターカバーの下側には親指台の大きさの出っ張りがあるのですが、その外周にはガスケットが通っていない。
その出っ張りの下にはプラグ+Oリングが隠されています。クラッチ側のウォーターポンプ下には同じプラグ+Oリングがあるのですが、そちらは露出していてオイルポンプから吐出されるオイルの圧力を測定する時に使います。と言うことは、クラッチ側からオイルを取り出して追加クーラーに通過させてジェネレーターカバー下側を削って露出させた穴からオイルパンに戻すということが出来そうですね。適当なエンジンの実機をバラして検証したい。。。
供養
ダメだった話をまとめただけなので有益な情報はほとんどありません。
バイクの改造でタイヤ幅を太くするというものは定番の1つですが、逆に細くしたいという人はほとんどみかけません。MT07は09のホイールを流用している関係(厳密には同じでないらしい:要確認)でストックのリアホイールは180/55が履ける5.5Jとなっていて、同じクラスのSV650、Ninja650は160/60なのを考えるとだいぶ太い。ジムカーナをやる場合、この太さはちょっと考えものです。
第一にタイヤのコスト、180と160ではまぁまぁ価格差があるので年間に何セットもタイヤを潰してるような乗り方だとなかなかの差額が出てしまいます。第二に操作性、タイヤは細い方が圧倒的に切り返しが楽で速いです。ただ、MT07に正攻法で160/60が無理なく履けるホイールを入れようとすると社外の前後30万くらいのやつしかなくてタイヤがいくら安くてもペイしないという矛盾が発生してしまいます。
あとは社外がダメならお次は純正流用ですが、先に書いた通り、細くする人なんてほとんどいないので流用に関する情報はほとんどなし。古のブログはサービス終了でコンテンツごとネットの海の藻屑と化したので探しようもなし。となると、自らやるしかありません。
TRX850の5.5J化は定番のカスタムだけあって純正は中古でも安い。とりあえず、TRX850のリアホイールを調達してみました。車格的にはMT07と同じでリアが5Jなのでうまくいけば安く160/60が問題なく履けるホイールが手に入るはず…。 ところが現実は冷酷で結果は惨敗です。どれくらいダメだったかというと箱を開封した瞬間に全てを悟るくらいには無理な感じ。そもそもハブ幅が広いし、ローターとスプロケが外に出すぎてて無理無理寄りの無理くらいには無理です。無理やり突っ込もうにもめちゃんこ切削+パーツ新造しまくらないと無理!
MT07リアホイールに関する数値(簡単な計測なので参考程度に)
ベアリングtoベアリング距離:192.5㎜
カラーtoカラー距離(除:リアブレーキマウント厚):219.5㎜
リアブレーキマウント厚:20.5㎜
ディスクローター側カラー厚:12.5㎜
ディスクローターオフセット(カラー→ローター面落差):8㎜
スプロケ側カラー厚:14㎜
TRX850
ベアリングtoベアリング距離:207㎜
カラーtoカラー距離:224㎜
(ここで力尽きた)
TRX850の話はここでおしまい。
世界のどこかにMT07に流用できるリアホイールがあることを信じて旅は続く。
おはようからおやすみまでモノタロウ生活
シフトが少し渋い感じがしたのでオイルとフィルターを交換した。オイルはRS4GPを2.5ℓ、ぐるぐる遊びとか熱的に厳しい使い方してもドレンのマグネットに付着する鉄粉が少ないのでお気に入り。ただ、さすがに高いので同じ性能で安いのがほしい。
んで、オイルフィルターはモノタロウのこれ
もう何年も同じものをリピートして使ってる。今は知らないけど当時はMT07で探してもヒットしなかったのでデイトナとかのフィルター適合リストを参考にMT07と同じフィルターが適合する車種の情報を吸い上げて探してきたブツである。
もう3年は使ってる気がするけど今のところ不具合はなく、何をもって普通というのか知らんけど、いたって普通である。オイルフィルターの性能を評価する方法もないのでまぁとりあえずケースをぶった切って分解してみたり、純正同等程度らしい他のメーカーのものとネジの精度や中の濾紙とか見比べたりもした。正直なところ違いが分からない。
そういえば昔APで買った四輪用激安オイルフィルターはねじ込むとまっすぐ入らなくてさすがに閉口したけど、モノタロウのはそんなことはなくちゃんとまっすぐ入る。まぁ別にいいんじゃないのこれみたいな、そんな感じでずっと使い続けて今に至る。
ツーリング用途でしか使わない人に「オイルフィルターは何がいいですか?」と聞かれればデ〇トナとかの用品店で簡単に入手できるものや純正品はどうですか?と答えるけど、ぐるぐる遊びする人は尋常じゃないペースでオイル交換するからこの手のコストカットは有効だと思う。
Rear shock upgrade
ちょもりんさんのMT07に試乗したらとてもフィーリングが良く、それがきっかけとなって、MatrisのリアサスをOHするついでに自分のものも別体タンクを追加してもらいました。オーバーホールの工賃+タンク等パーツ代+加工で予算は大体100kほどでした。オーバーホールの基本工賃は20kちょいなのでほとんどがタンク代です。
Matrisはタンク付仕様はラインナップしていないため、他車種用のパーツを流用して製作する形となります。なので納期は通常のオーバーホールよりもちょっと長くて平常時であれば概ね10日程度(必要なパーツ類の在庫があれば)だとか。松本エンジニアリングに問い合わせて見積もりを取った時には1月下旬以降は業務に余裕が出そうということだったので、それに合わせて発送しました。
いい感じ!
交換されたシールとスライドメタル、バンプラバー
スライドメタルの状態
別体タンクが追加されたことで型番はKD→KFへ
ガス圧は12→9まで落ちていました。2年乗ると結構抜けちゃうもんなんですね。単にタンクが追加されただけでなく、ダンパーユニットも併せて変更されているのでリバウンドのノッチ数が36から43にまで増えてる。ショック長が308ミリ(最短)なのはアジャスタブルリンクmod追加に合わせてのものです。ナイトロンやオーリンズに比べて最短長が短いのがこんなところでメリットとして効いてくるとは完全に予想外でした。
今回はダイノのデータまで添付されていました。赤線のKF仕様の方は凸凹がなくきれいで安定した減衰を得られていますね。特性を弄る時はこのデータを基に具体的な数字を出しながらあれこれ相談できると思います。(読み取り方がこれで合ってるのか不明なので詳しい人に教えてもらおう)
さて、取り付けする前にやっておくことがあります。
一旦プリロード調整リングを回してネジ山とリングが合さっているとこにスレッドコンパウンドを塗り込みます。四輪の車高調でもこれをやっておくと固着しづらく、調整で回す時にネジ山を痛めにくいです。
塗り込みが終われば次は取り付けですが、これにはとても苦労しました。気をつけた点は主に2つ。「全ストロークでホースやバンジョーが干渉しない」「バンジョーボルトが緩む方向に力がかからない」です。トラブルを未然に防ぐためにも念入りにレイアウトを決定する必要があります。提供されたホースレイアウト+純正ステップ+汎用ステーそのままでは取り付けが非常に厳しく、どこかを削ったり、ステーを自作する必要がありましたが、MT07コミュニティのメンバーらから頂いたアドバイスを基に慎重にホースレイアウトを変更して基本無加工で取り付けることが出来ました。(泥除けのフェンダーはバンジョーが干渉するので必ず削る必要があります)
ストック状態のままとりつけるとこれ。SSBのタンデムスライダーならいけるかもしれませんが、純正タンデムステップだと少なくとも▽の一辺を削り飛ばしてVにしないといけません。
オイルが漏れないようにバンジョーボルトを慎重に緩めてぐりっと回します。(正直めっちゃ怖かった)
オイルが軽く滲むくらいなら問題ないっぽい。
ホースはタンデムステップに軽く接触しているので…
ホースが暴れないように抑制しつつタンデムステップに擦れないようにタイラップを使って浮かせるように固定しました。(この後さらに工夫しました)
タイダウンで締め上げてリアサスをストロークさせ、干渉がないかもチェックしました(重要)。
タンクとサス本体のバンジョーボルトは目視で緩みチェックが出来るようにI字マーキングを入れておきます。シェイクダウンでは問題がなかったのでしばらくはまめにチェックしながら走る感じですかね。
最後に洗車しておしまい。