おもちゃであそぼ

雑記を書きなぐるチラシの裏。参考にしないでください。

カフェオレはトラウマ

過去のトラブルに関するメモ

 

うちのMT07は2016年式でnon-ABSモデル最終ロットなのですが、購入後約半年程度でウォーターポンプインペラのシールからのオイル漏れが発生しました。

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 当時、Web上で全く同じ症状が出ていた車両がいたので、よくある初期不良だろうなと思い、ひとまずショップと相談してみることにした。すると、メーカー側から初期不良扱いでクラッチガスケットを交換しようという提案がありました。しかし、すぐに再発したので再度相談すると今度はウォーターポンプインペラシャフト周辺のパーツ交換となりました。その後は一切漏れていません。同じショップの別のお客さんの車両も確認してみたらじんわり漏れてたのでホント、定番のトラブルだったかもしれない。

 今回のトラブルの原因は、ウォーターポンプインペラシャフトのオイルシールが主な原因でした。MT07のウォーターポンプインペラはオイルと水のそれぞれにシールが設定されており、オイルや水が漏れた場合はハウジング内の空間を通って下部に開いた穴から排出されます。今回はオイル側のシールが何らかの理由で破損して漏れ出し、ハウジング下部の穴から排出されてクラッチカバーの下側を濡らしたわけです。

 ちなみに、オイルとクーラントを一つのシールで遮っている””逃がし””がない構造だとオイルと水が混じってカフェオレ状の生成物が出来ちゃいます。TZR250Rでシール抜けが発生したときはミッションオイルとクーラントが混じってどえらいことになりました…。購入後わずか2週間ちょいでクラッチとミッションを引き抜く作業をする羽目になり、一昼夜かけてシール交換をした記憶があります。この時のシールが損壊した原因は、不動期間中にインペラシャフトにクーラントか水由来の固形デポジットが形成され、オコした時にシールを傷つけたというものでした。バイク不人気時代最中の中古購入だったので不動期間がどれほどのものだったかは分かりませんが、こういうこともあるんだなと勉強になりました。

 

 そういえば同じ時期に身近にいたTDR125は水温が下がらないっていうんでクーラント抜いたら””カブトムシが好みそうなニオイのするお茶みたいな液体””が出てきました。

近年はロングライフ化してるとはいえクーラントはまめに交換しましょう…。

 

 話を元に戻すと、MT07の不具合はメーカー側も認識したようで、その後は対策に乗り出しており、PC版のパーツリストは該当の部品番号が変更されていました。となると、初期の組み込みミスではなく、パーツそのものに問題があったのかもしれません。2014~2016年式のMT07で対策していない車両は漏れていないか確認することをおすすめします。