おもちゃであそぼ

雑記を書きなぐるチラシの裏。参考にしないでください。

ECU書き換えてキルスイッチを注文した回(2021年1月27日追記)

 ECU書き換えツールを共同購入で調達したことで、より細かいセッティングが出来るようになりました。ちょもりんさんのアイディアを盛り込み、縁故のあるジム経験者に声掛けをしてテスターを募り、オンラインミーティングで細部のすり合わせもしたので開発の見通しは明るいです。冬季+厳しい諸事情下にあってもツーリング向けとジム向けのマップの作成が進んでおり、ジム向けはバージョンは4まで発展しています。現状で私のECUはVer.4.0になりましたが、一部気になる箇所があったのでECU学習でカバー出来ないようであれば再修正の予定です。

 とはいえ、Ver.4.0の出来はかなりのものです。前のマップでも「目隠しして乗ったらMT07とは分からない」くらいの出来でしたが、今回はスロットルをしゃくった時のトルク変動が更に穏やかになって、全域でパワーアップした(ように感じる)。ジムカーナ向けにスロットルオフ時のエンブレは更に弱化する方向に振っているのでスロットルを抜いた時の空走感は強くなっています。テスターの一人はスロットルオフのエンブレで姿勢を作る人だったので今は戸惑っている様子。それくらい激変していてもはやノーマルがどうだったか思い出せません。

 この手のフィーリングは言語化するのが難しいので興味のあるMT/XSR乗りは声をかけてくれれば試乗OKです。その辺をぐるっと回るだけで違いに気付くはずです。

 

 今回のVer.4.0はMT07が苦手としていたアイドリング付近の粘りを大幅に強化したため、結果的に転倒→何かの拍子に立ち上がって単独走行→事故となるリスクが高まってしまいました。特に、ジム走行中はアイドリングアップして乗ることが通常なので、セッティングによっては人が乗ってスロットルを開かなくても走れるくらいに常時エンジンが回っていることも珍しくありません。近年は極端に深いバンク角を取れるSSなどではバンパーが接地してもリアタイヤが地面に当たったままとなりがちで、円描き→直立走行のリスクが指摘されており、ランヤードストップキルスイッチなどを採用してライダーが離脱した場合はエンジンを強制停止するModを追加するケースも散見されるようになりました。このランヤードストップキルスイッチは、ライダーが駆動系に巻き込まれて怪我するリスクの低減やスロットルがスタックして全開で張り付いてエンジンを焼き付かせることがないようにするフェールセーフとしても有効に機能します。ちなみにトライアルだとこの手のキルスイッチの装備が競技規則で義務付けられたため、改正前の車両にも後付け出来るようにスマートなModが市販されていたりします。特にスイッチがマグネットでリーシュコードがノンストレッチタイプなのはとても有効だと思います。ゴム紐タイプだとマグネットがパーンと飛んできて痛いですもんね。

 しかし、ランヤードストップキルスイッチをMT07にインストールするには一筋縄ではいきません。なぜならば、トライアル用で販売されているものはNO回路(平常時通電無)であるため、NC回路(平常時通電有)のキルスイッチに組み込むにはリレーを噛ませる必要があります。追加自体は別に難しいことではないのですが、追加配線が増えるとスペースを圧迫するし、電装系トラブルを減らすためにもなるべくシンプルな方がいい。

 そういうわけでNC回路のランヤードストップキルスイッチを探してみたのですが、ジェットスキー、競技専用車両は通電でキルスイッチ動作となる仕組みのものがほとんどらしく、市販のスイッチは専らNO回路ばかり。けれどもモトトライアルって必ずしも競技専用車両だけでなく、セロー等のトレール車を使う人もいます。ならばトレール向けのスイッチがあるはず…。と探してみると…。

 

ありました。

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やったぜ! 

早速発注しました。しかもクリックポストで配送してくれたので送料振込手数料込み込みで4Kちょい。

 

これにMT07乗りのmasaさんから頂いたアイディアを基にインストールしようと思います。

 

今回はここまで