しんぐるきゃりぱ
昨年の10月にフロントをシングルキャリパー化しました。
コミュニティ内でMOSキャリパーのOHが割高であることメンテナンス性の問題等等の理由でそのうちシングルキャリパー化にトライしてみたいねって話題は以前からあったものの、予算面の都合(キャリパーやサポート、ローターは左右セット購入が基本)もあってほとんどペンディングしていました。
そこへ… ブレンボのOEMキャリパーセットが破格のお値段で飛び込んできて物事は一気に進みました。ちょもりんさん(http://chomorin.blog.jp/ ) と左右分ける形で取り付けることに。数値などの詳細情報はこちら http://chomorin.blog.jp/archives/2021-09.htmlにあるのでそれ以外のことを中心に記述します。
うちは左側を使います。
ブレンボのモノブロックキャリパー 32㎜ピストン×4、320㎜ローターとキャリパマウントの変換兼リロケーターも併せて入手です。
ちょもりんさんのとこはローターがハズレ?だったのかジャダーが出ていましたが、こちらは全く問題なし。個体差?
最初のパッドはSBSの900DCをチョイスしました。温度依存性の高いパッドですが、シングル化に伴い、ブレーキにしっかり熱が入るこを見越した選択です。実際にある程度熱が入ると扱いやすい過渡特性で気に入っていたのですが、真冬の自走中は温度低下による制動力の変化に難がありました。このため、安全性を考慮して900RSTに変更しました。
また、キャリパ位置変更に伴い、ブレーキラインを変更&エアフリーバンジョーを交換しました。このキャリパーはブリードニップルがないためエアフリーバンジョーが必須です。個人的にグッドリッジのステンが好きなので全部それに入れ替えたら結構なお値段に… エアフリーバンジョー高すぎ… まぁそう滅多に買い替えるものではないのでレシートは見なかったことに。
マスターについては次のが決まるまでMOSの時から使っているブレンボの16×18を継続しました。遊びがなく引いてすぐに効き始める割に入力に対する制動力が低くフィーリングはイマイチ。街乗りレベルならごまかせても細かいセクションでフルブレーキを連発するジムカーナコースだと右腕の負担が半端ないです。すっごくつらい。要改善。
(後日マスターを買ったので後程記事にします)
とりあえずこの状態でもハンドリングは大きく改善しました。バネ下の軽量化ってすごいね。左右への切れ込みが素直になった。制動力の立ち上がりもパッドやマスターなどの要改善の部分はあるものの、将来性を織り込めば不満無し。10月時点では身近のMT07乗りでシングル化はちょもりんさんとうちだけだったけど、あっという間に数名が導入を決定するなどこれからのジムカーナ仕様の定番になるんじゃないかな。
ちなみに車検は問題なくパスしました。予めルールを調べて問題ないことを確認し、根拠資料も準備していましたが不要でした。普段は陸運に直接持っていくんだけど時間が取れなかったのでバイク可の大手民間車検場に丸投げ。追加整備が必要な場所もなかったので車検代+法廷手数料で3万ほど。参考までに。
ジムカーナって参戦するには公道走行可のナンバー取得が必須条件だけど車検切れでもOKというルールは本来ダメじゃね?とは思ってる。