Air intake mod(追記2021年1月9日)
現在、MT07のECUマップは、シュノーケルレス+ストックマフラーのマップに補正を加えたものに書き換えられています。シュノーケルを撤去したことでエアクリボックスには「穴が開いただけ」の状態となっており、急開時にはポコポコ音が出るようになりました。いかにも抵抗が大きそうな音ですし、実際に空気はスムーズに流れていないでしょう。加えて、撤去したことで雨水を吸いやすくなってしまいました。駐車時に雨を浴びるとリンク回りやシートも弄っているせいもあってノーマルより更に吸いやすい状態にあります。すぐにエアクリが水没するような量の水が浸入するわけではないですが、気分がいいものではないのと、やはりエンジンが水を吸うリスクは低減するべきであり、対策を講じることにしました。
そこで今回導入したものはコレ
makerbot ThingiverseにFZ/MT07用のインテークmodのデータが公開されていました。Alpha__Wolf氏に感謝です!
頂いたデータを基に出力する方法として、今回はDMM.makeの3Dプリンターサービスを利用しました。
DMMのサービスは今回初めて利用しましたが、データを入稿するだけで自動的に見積をしてくれる上に、受注の可否や厚み不足などの設計上のミスまで指摘してくれます。至れり尽くせりです。さらにチタンからナイロンまでといった様々な種類の素材で見積りを取ることも可能で、予算や欲しい機能に適合したものを自由に選択することができます。
今回は、素材はMJF PA12を選択しました。より強度が欲しい場合はPA12GB(ガラスビーズ入)も選択が可能です。3Dプリンターは積層造形なのでどうしても表面が凸凹してしまいますが、アップチャージで磨き加工も可能となっています。今回はエアインテークなので粗面の方が吸気抵抗が減るだろと考え、磨き加工は無しにしました。費用は送料込み込みで6,009円!(磨き加工で+300~400円ほど)でした。ちなみにチタンだと10万オーバーだったのでそっと閉じました…。チタンである意味がない場所ですしね。チタンはなしです。
納期は当初、7~10日と提示されていましたが、金曜に発注して翌週の水に発送連絡があり、木到着といった流れでした。早い!届いたものを開封するとこんな感じ。
仕上がりは想像以上にきれいで良かったです。素材も必要な強度、剛性がありました。早速取り付けて試乗すると、低中回転域からぐいっと開けていった時にポココココ!パコパコみたいな音はかなり低減されて”ちゃんと吸ってる”ような音になったので気分がいいです。
今回は3Dプリンターサービスを利用するノウハウも得られて収穫が多かったです。今後も色んなところで活用していきたいと思いました。
追記
後日、マフラーをプラナスにしたら激変しました。ECU書き換え+マフラー交換+ファンネルの3点セットはめちゃくちゃ効果あります。特に低速中速、スロットルのオンオフに対する反応がとても滑らかになり、ジムカーナ向きになります。MT07とXSR700でジムカーナをやっている人が同じものを導入したらあまりの変化に衝撃を受けていたのでちょっと笑っちゃいました。
ただ、使用しているECUのマップは通常のユーザー向けに練ったものではないものなので、そちらではどういうフィーリングになるかは未知数です。今後はECUマップ側で調整を進めていくつもりです。