さようならネジ山、こんにちはヘリサート
2021年9月
バンパーを共締めしているエンジンマウントのネジ山が死にました。速度乗ったとこの切り返しでフロントからすっぽ抜けて転倒し、タイヤバリアなどのオブジェクトに当たらなくてラッキー!なんて思ってたのにバンパーのネジが緩んでることに気付いて冷や汗。点検してみるとネジ山が引き抜かれるように破損してました。
この転倒一発で死んだというより、転倒などの何かの拍子に緩んだとこに大きな転倒のダメージが入ってしまったことが原因かもしれない。
通常であればネジ山が死んでしまったらやることは限られます。ネジ切り直しやヘリサートによる再建での対応ですが、それが出来ないとなるとパーツ交換(ヘッド交換です)しなきゃなりません。どちらにせよ作業するにはエンジン降ろさないといけないのでうちの整備環境ではかなり厳しい…。そこで今回はちょもりんさんとLAオートさんの手厚いサポートの下で再建する計画がスタートしました。急なお願いに対応してくださり、本当にありがとうございました。とある聖書には「右のネジ山を飛ばしたら左のネジ山も差し出せ」とありますので、死んだ右を再建するついでに左にもヘリサートを打ってもらいました。これでしばらくは安心でしょう。
メインのヘリサート作業は外注しちゃったので携わったのはエンジン脱着くらい。その時の画像をパラパラと載せながら気づいたことを書いていきたいと思います。
エンジン脱着過程で面倒になるのはハーネスの取り回しですが、これは意外と苦労しませんでした。スマホで適時撮影していたけど直感的に作業できました。次にラジエーターに向かうホースですが、硬化してるとものすごく面倒なので今回は外す時に全部切って載せる時に新品に入れ替えました。この判断はアタリだったと思う。また、どうせならと錆びてたマフラーのスタッドボルトを予防整備で新品にしました。
降ろしたエンジンを汎用エンジンスタンドに固定します。安定感あってこれがめっちゃ優秀だったのでDIYで降ろす人がいたら用意しておいた方がいいかなと思います。
バルブにはカーボンの不着はなし。
おまけ:ボーリンズ
構造上リアサス抜かないとエンジン落とせないのでその場で制作
エンジンが抜けてへにょへにょフレームのMT07を眺めたりしてました。
以上