おもちゃであそぼ

雑記を書きなぐるチラシの裏。参考にしないでください。

同調圧力を与えた回

 最近はECUマップの開発がちょもりんさん主導で劇的に進んでいるので、その恩恵に預かって高頻度で書き換えています。現在のVer7“はあまりにも別物になりすぎて目隠しして乗ったら07だと分からないんじゃってくらいのシロモノに。なんだこりゃ。正直、ノーマルの形を思い出せない。

 マップ開発が発端となって直接連絡を取り合う人も増え、情報交換の雑談中に「スロットルの同調ってどうやって取るの?」という話になって久々に作業するか!という気持ちが固まりました。実は2年前に調整したことがあるのですが、引っ越しするときにキャブドライバーもバキューム計も共用ガレージに寄贈してきたので手元に道具がなかったんです。

 キャブドライバーは買い直すとして、バキューム計は2発だし買うより作るかってことで部品を調達して組み立てました。ちなみにキャブドライバーはなくても作業できるけど、調整がめんどくなるのであった方がいいです。使用頻度の割に高いけど仲間内で使い回せばいいかと思ってえいやと買いました。

 バキューム計はコツさえ分かっていれば簡単に作ることができるのでその内に購入品リストや作業方法を記事にします。

 

とりあえず必要な機材を調達して

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 測ってみたらちょっとだけズレていたので調整しました。ちなみにMT07は適切な道具があれば外装をバラさずとも調整が可能です。明るいところで画像を撮って作業方法を記事にするつもりが、早速道具を貸し出してしまったので手元にないです。しばしお待ちを

フォークシール圧入工具

 フォークシール圧入工具を購入して前回のフォークオーバーホールで使ったのでレビューします。今までアストロのフォークシールドライバーを使っていたのですが、前回の引っ越しの時にあげちゃったので買い直しです。

 モノはAliexで買った$20くらいのもの。

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 相変わらず梱包は雑だけどこれで問題はない。

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 分割構造で二つを合わせてオレンジのリングを90度回すと筒状になる仕組みです。対応するインナー径は40-41㎜限定ですが、41㎜インナーに合わせても多少ガチャつくのが気になりました。けれども実用上は問題なかったです。気になる人はゴムバンドを追加してあげると良さそう。

 シールが当たる面は画像にある通り、リップを逃がす加工がされているので思いっきりいけました。重量も程よい感じで倒立で叩き込みのストロークが制限される場合でも難なくいけそう。

 

ランヤードキルスイッチの実装(2021年1月30日加筆修正版)

 安全性の向上にランヤードキルスイッチの実装は有効なので、作業が分かりやすいように記事を修正しました。記事中において、キルスイッチ=車体にもともとついているキルスイッチであり、ランヤードキルスイッチ=後付けのキルスイッチとして記述します。

 

以下本文 

 

 今回用意したランヤードキルスイッチはこちら!

 これはトライアルショップがセロー等の一般車両でトライアルするユーザー向けに用意してくれたものです。転倒して外れると「スイッチオフ(遮断)」となるNCタイプです。トライアル競技では安全性とマシンの保護のためにランヤードキルスイッチの装着が義務付けられています。

tricomz.shop-pro.jp

 

 これに似た形状のスイッチは色んなとこで見かけると思いますが、そのほとんどはスイッチが外れると「スイッチオン(導通)」となるNOタイプです。スイッチのタイプがNOなのかNCなのか記載されていないことが多いので分かりづらいので注意が必要です。

 外れて導通するNOタイプのランヤードキルスイッチが多い理由はトライアル専用車両やジェットスキーなどのキルスイッチは「導通」で動作するからです。外れてスイッチオンになってしまうものでは別にリレーを噛ませてやる必要があってスペースが限られているバイクに実装するのはとても面倒くさいです。なので、外れてスイッチオフになるものはとてもありがたい存在なんです。

 

 トライコムズさんの本家の方で注文すると発送方法にクリックポストを選択することが出来るので関東だと+200円弱と大変お得!送料が高くつきがちな沖縄とか北海道の方はとても魅力的だと思います。(めちゃめちゃ宣伝しているように見えますがこの記事を書いてる人は1円の利益もないです。)

 

 

んで、注文したものが届きました。

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  届いたランヤードキルスイッチは予想外にストレッチタイプの紐でした。。。これだと外れた時にマグネットが勢いよく飛んでくるのでノンストレッチタイプの紐に交換しちゃいましょう。ブランドや色にこだわりがなければ100均一でネックストラップや名札ケースの紐を流用するといいと思います。(飛んで行った時のために明るい色の方がいいかも)

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(これは動画を撮った後に買ったもので、現在はこちらが付いています。)

 

 

 

 さて、ランヤードキルスイッチを実装するわけですが、その前にMT07のサービスマニュアルで配線図を確認すると以下の通りです。

 

65番:ブレーキスイッチ

66番:ハザードスイッチ 

67番:エンジンスタート/ストップスイッチ 

つまり65〜67番がまとまったのが右スイッチです。

 

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図:SMより(2018年式以降は変わってるかもなんで要チェック)

 

配線の対応は以下の通り

青/白:セルモーター

赤/白:通電

赤/黒:通電

黒:グラウンド(マイナス)

 

 配線の「赤/白~赤/黒」は始動待ちとエンジンが回っている間は常に通電している必要があります。一方、青/白ー黒はセルモーター駆動時のみ通電していればよい。という関係です。そこで、ランヤードキルスイッチはマグネットがくっついてる時は通電、外れて遮断という特性なので、ランヤードキルスイッチを赤/白と赤/黒に並列で接続してやると、エンジン始動後にキルスイッチをオンにしてもエンジンは停止せずにそのまま回り続けることが出来ます。この状態でランヤードキルスイッチの紐を引っ張って外してやると「遮断」となってエンジンが停止といった理屈です。

 この構造のメリットは、追加の配線がシンプルかつ万一ランヤードキルスイッチが破損または紐を紛失してもキルスイッチを通常の位置に戻せば問題なく走行が可能な点にあります。また、キルスイッチをオンにすると「遮断」されるタイプの車両であればこの方法は応用可能なはずです。(必ず配線図で確認してください)

 

 作業の続きです。

MT07はヘッドライト裏に右スイッチのカプラーが隠れているので引っ張り出してきます。

要は配線を分岐させて並列に繋げてしまえばいいのでスプライス端子を使う方法もあります。

www.diylabo.jp

 

 しかし、個人的な考えとして、なるべく純正ハーネスに傷を入れたくないので端子を介して接続する方法を選択しました。

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 端子の外し方はカプラーの種類ごとに異なりますが、上の画像のHMタイプのカプラーは配線が突き出てない側(接続されるとこ)からのぞき込んで竹串やピンを使ってロックを押し下げてやると外すことが出来ます。

もし分からない人はイーリバースさんのとこのWebページが参考になるかと思います。

http://e-rebirth.net/products/info/connector.html

ちょっとしたコツが要りますが簡単に外せます。

 

 端子を引き抜いたら、次は端子の折り込まれたカシメを曲げ起こして外します。端子を切り落とす方法もあるのですが、そうしてしまうとカプラーの一部分だけ配線が短くなってアンバランスになってしまいます。なるべく切り落とさない方向で頑張ってください。ちなみに外した端子はほぼ間違いなく再利用不可になってしまうのでカプラーに対応した端子を別途調達する必要があります。ちなみにMT07に使用されているこのカプラーは住友電装のHM非防水タイプとなっています。これはキタコのコンビニパーツで入手可能です。よく分からない人は外したものを持ってバイクショップのパーツコーナーで同じ形状のものを購入すると確実です。

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次はカシメていきます。

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 上の画像のようにランヤードキルスイッチの線と一緒にカシメます。通電さえしてくれればいいのでスイッチ側の極性などは気にする必要はありません。カシメる際は本来であばすっぽ抜け防止のために被覆もカシメてやる必要がありますが、そうしてしまうとカプラーの穴に収まらないサイズになってしまいます。そこで、少しだけずらしてカシメてやり、曲げの力がかかって骨折しないように熱収縮チューブを追加して保護することにしました。奥側の端子は熱収縮チューブ挿入済みです。

 

※カシメる際はなるべく小さくカシメてください。隙間があるようだとカプラーに収まりません。

※熱収縮チューブは端子のカシメにかからないようにしてください。カプラーに入らなくなります。

※必ず品質の良い電光 ペンチを使ってしっかりカシメてください。激安セット品の電工ペンチだと結構厳しいです。

 

 

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 端子をカプラーに カチッ となるまで差し込んでください。爪が正常に引っかからないとすっぽ抜けちゃいます。これで基本的な作業は終了です。 あとは取り回しを工夫しながら車体に装着してください。

 

テスト動画

youtu.be

 

ジムカーナ関係ではランヤードキルスイッチ導入に関する情報が不足しているように思いました。とても有効な装備ですのでこの記事が導入の手助けになれば幸いです。

不明な点などあればお気軽に質問してください。

 

ECU書き換えてキルスイッチを注文した回(2021年1月27日追記)

 ECU書き換えツールを共同購入で調達したことで、より細かいセッティングが出来るようになりました。ちょもりんさんのアイディアを盛り込み、縁故のあるジム経験者に声掛けをしてテスターを募り、オンラインミーティングで細部のすり合わせもしたので開発の見通しは明るいです。冬季+厳しい諸事情下にあってもツーリング向けとジム向けのマップの作成が進んでおり、ジム向けはバージョンは4まで発展しています。現状で私のECUはVer.4.0になりましたが、一部気になる箇所があったのでECU学習でカバー出来ないようであれば再修正の予定です。

 とはいえ、Ver.4.0の出来はかなりのものです。前のマップでも「目隠しして乗ったらMT07とは分からない」くらいの出来でしたが、今回はスロットルをしゃくった時のトルク変動が更に穏やかになって、全域でパワーアップした(ように感じる)。ジムカーナ向けにスロットルオフ時のエンブレは更に弱化する方向に振っているのでスロットルを抜いた時の空走感は強くなっています。テスターの一人はスロットルオフのエンブレで姿勢を作る人だったので今は戸惑っている様子。それくらい激変していてもはやノーマルがどうだったか思い出せません。

 この手のフィーリングは言語化するのが難しいので興味のあるMT/XSR乗りは声をかけてくれれば試乗OKです。その辺をぐるっと回るだけで違いに気付くはずです。

 

 今回のVer.4.0はMT07が苦手としていたアイドリング付近の粘りを大幅に強化したため、結果的に転倒→何かの拍子に立ち上がって単独走行→事故となるリスクが高まってしまいました。特に、ジム走行中はアイドリングアップして乗ることが通常なので、セッティングによっては人が乗ってスロットルを開かなくても走れるくらいに常時エンジンが回っていることも珍しくありません。近年は極端に深いバンク角を取れるSSなどではバンパーが接地してもリアタイヤが地面に当たったままとなりがちで、円描き→直立走行のリスクが指摘されており、ランヤードストップキルスイッチなどを採用してライダーが離脱した場合はエンジンを強制停止するModを追加するケースも散見されるようになりました。このランヤードストップキルスイッチは、ライダーが駆動系に巻き込まれて怪我するリスクの低減やスロットルがスタックして全開で張り付いてエンジンを焼き付かせることがないようにするフェールセーフとしても有効に機能します。ちなみにトライアルだとこの手のキルスイッチの装備が競技規則で義務付けられたため、改正前の車両にも後付け出来るようにスマートなModが市販されていたりします。特にスイッチがマグネットでリーシュコードがノンストレッチタイプなのはとても有効だと思います。ゴム紐タイプだとマグネットがパーンと飛んできて痛いですもんね。

 しかし、ランヤードストップキルスイッチをMT07にインストールするには一筋縄ではいきません。なぜならば、トライアル用で販売されているものはNO回路(平常時通電無)であるため、NC回路(平常時通電有)のキルスイッチに組み込むにはリレーを噛ませる必要があります。追加自体は別に難しいことではないのですが、追加配線が増えるとスペースを圧迫するし、電装系トラブルを減らすためにもなるべくシンプルな方がいい。

 そういうわけでNC回路のランヤードストップキルスイッチを探してみたのですが、ジェットスキー、競技専用車両は通電でキルスイッチ動作となる仕組みのものがほとんどらしく、市販のスイッチは専らNO回路ばかり。けれどもモトトライアルって必ずしも競技専用車両だけでなく、セロー等のトレール車を使う人もいます。ならばトレール向けのスイッチがあるはず…。と探してみると…。

 

ありました。

tricomz.shop-pro.jp

 

やったぜ! 

早速発注しました。しかもクリックポストで配送してくれたので送料振込手数料込み込みで4Kちょい。

 

これにMT07乗りのmasaさんから頂いたアイディアを基にインストールしようと思います。

 

今回はここまで

電装系トラブル

「ウィンカーの色、薄くない?」

こんな一言から電装系トラブルが発覚しました。右側ウィンカー前後の色がオレンジでなくレモンになり、光量が明らかに少ない。ライダー側からは言われてようやく気付く感じだったので、いつからこの症状が出ていたのか不明です。

しかも走ってた時はさらにしょぼしょぼの光り具合だったとか。

これは最悪の場合、発光すらしなくなりそうですね…。 

 

 

とりあえず出来ることからテスト

ウィンカーのカプラーチェック → ショートや変形、焦げなどの異常なし

配線を繋ぎ直して左右入れ替え(前後共) → 症状に変化なし

リレーを予備に入れ替え → 症状に変化なし(あまり意味はない)

 

あかん。

 

MT07のウィンカーは線が2本行ってるタイプなのでLEDウィンカー本体のアース不良の可能性はないし、前後同時に症状が出るのはおかしい。

 

次に怪しいとこは

①スイッチボックス

②スイッチボックスをメインハーネスと接続するカプラー

 

ここがダメなら最悪ハーネスをまるっと交換です。まずスイッチボックスを開けてみると外観上の異常なし…。ところがカプラーは外してみると端子にほんとに若干だけど錆が浮いていました。このカプラーは普段はヘッドライトの裏側かつゴムカバーで包まれているので通常の使用で水が入るような場所ではない。きっと前に住んでたとこで浴びた海風が腐食を引き起こしたんだと思う。海風浴びるとえっ?ここが?みたいなところまでもが腐食するんだよな… 塩パワー恐るべし。

 

とりあえず端子を軽く磨いてKUREのコンタクトスプレーを噴くと… 復活しました。

原因はここだったの???見た目にはまだまだ大丈夫そうだったが…

 

次は接点復活剤や接点グリスを用意してカプラ回りのメンテでもしますかね。

サイドバッグ

 最近、サイドバッグに注目している。左右に振り分けたサイドバッグに荷物を詰めて、ジムカーナ用のプロテクタージャケットや革パンをシートとサイドバッグを横渡しにする形で置き、ネットで覆えば重心を低くしつつ、荷物全体をすっきり収納できそうな気がする。ジャケットや革パンは横に幅取るのでシートバッグの上に載せるとどうしてもはみ出しちゃうんだよね。

 YSPが販売しているサイドバッグはステーを別途取り付ける必要があるのでジムカーナ用途として使うにはちょっと引っかかる。毎回脱着するのはダルいしね。色々探してみると理想に最も近かったのは、ジャペックスが取り扱うエンデュリスタンのブリザードでしたが、純正フェンダーじゃないと取付不可(っぽい)と思われる。

www.japex.net

 うちのはActiveのフェンダーレスキットを入れているので、ナンバーやウィンカーに間違いなく干渉してしまう。話は逸れるけどフェンダーレス和製英語で海外だとFender eliminatorだ。ややこしい。

 

 よりコンパクトなのを探してみたらデグナーの防水サイドバッグを見つけた。MT07に装着しているレビューはなかったがとりあえず買って試してみることにした。

www.degner-online.com

  

以下、レビュー

 バッグの生地は薄めで高級感はないが軽い。付属のベルトはややチープでこの値段ならこんなもんかみたいなところ。そういうのを気にする人は一度実物を見た方がいいと思う。

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付属品だけ使って取り付けるとこんな感じ。とりあえず中にジムカーナ錬で持っていく工具の最小構成パッケージをぽんぽん放り込んでみた。詰め込んだ後に絞れるので中で暴れにくく荷物が安定する。生地はやや薄めだが極端に重いものや鋭利なものを収めるのでなければ大丈夫そう。ただ、タイヤで擦ったらすぐ穴が開いてしまいそうだ。

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タイヤ擦り擦りの対策として、付属しているベルトをバッグの背面に一本通してバッグとタイヤに干渉しないようにしました。テンション掛けてやれば案外いけるなこれ。

 

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 ただ、バッグが 若干だけどウィンカーに干渉することが分かった…。付属の細ベルトでバッグを絞るように締め上げるとギリギリ干渉しなくなる感じ。細身ボディのワイズギヤのウィンカーでこれだから純正ウィンカーだともっと強く干渉するので取付には工夫が必要だと思う。今回は付属ベルトだけで組んでみたけども色々工夫するともっとよくなりそう。取り付け後に峠でぺたぺた寝かせて遊んでも特に不具合は出なかったのでたぶん大丈夫なはず。

 

気が向いたら追記します。

 

 

 

 

 

フルアジャストリンク導入

 闇工場製リンクModを入れたのが夏頃の話

 このModは色々なところに波及して…話がふくらみ…これまでのデータや経験から同じ車高でもリアサス伸ばすよりリンクで弄った方がフィーリングがいいねとなりました。Modを作る際に参考にした数値はあくまでもトラックユース向けなので、低速でのターンや切り返し、スラロームがあるジムカーナ用途には必ずしもマッチしない点がありました。1mm刻みでリンクを作ってもらい、とっかえひっかえして最適値を探る方法もあったのですが、如何せん交換にめちゃ時間を食うので現実的ではありませんでした。

 そこで、「ってかジムカーナ向けのセットアップを探るには全長式がいいよね」ということになりまして、フルアジャスト機構を持たせた新規Modの投入が決まりました。

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 そして、ちょもりんさんが発起人となって話に乗ってきた数人と共に調製機構付きのリンクを発注することに。加工を受けてくれたのはLAオートさんです。気が付けばワンオフピボットシャフトやTiピン、スプロケカバーなどLAオート製のパーツが色々入ってるな…。

 図面を用意してLAオートさんに発注して出来上がったのがこれ。ニッケルメッキ仕上げの無骨なデザインですが、リンクは何かと力がかかるとこなのと市販の予定はないので実用&強度重視です。この手のワンオフパーツは1個作ってもxx個作っても「コストはほぼ同じ」だったりするので、このModを二つ返事で発注してくれた方々には感謝しかありません。

 ただ、このリンクは取付がこれまた面倒くさい。リアサスやサイドスタンド、サイドスタンドブラケット(スイングアームのピボットシャフトで共締め)を外す必要があるので、スイングアーム回りを完全にバラすくらいの勢いが必要です。作業手順が分かっている二人がかりでも3時間ほどかかりました(清掃やグリスアップ、錆取り等込み)。このアップデートはMod自体もそれなりにコストがかかりますが、交換作業をショップに依頼すると工賃だけでも結構かかるので、今回のトライで良い結果が出ても一般的にはならないと思いました。

 

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 闇工場製Modはしばらくおやすみ。せっかく作ってもらったものを遊ばせるのはもったいないので沖縄のジムカーナA級選手に送りました。