おもちゃであそぼ

雑記を書きなぐるチラシの裏。参考にしないでください。

JAGE杯に参加してきた回

 JAGE杯に参加してきました。今回は終日雨だったので画像はほとんどありません。

 先月の事務茶屋を除けば2018年12月の沖縄バイクジムカーナ以来の大会です。書いてて気付いたけど2年半ぶりだったのか...。一昨年は仕事で九州にいて時間がとれず、昨年はコロナや仕事の都合で大会には全く参加できず、練習もぽつぽつ…といった感じでスキルは下降一直線でしたが、今年度は頑張ろうと3月末から月1~2のペースで練習会に参加していました。

 今回のJAGE杯参加にあたって心配だったのは何といってもシグナルスタート。今まで練習会含めて任意のタイミングでスタートして自ら光電管切って計測するタイプの計測法式ばかりだったのでシグナルスタートは初めての経験。聞くところによると初心者はもたついて1秒くらいは損をするらしい。スタート失敗だけはなんとか避けたいところ。

 大会を楽しみにしつつ、とりあえず新品タイヤを用意して待っていたら… 大会当日は雨確定の予報にがっくり。この時は雨は昇格が難しいとかそういう前情報一切なく、単に新品タイヤの良さを活かせないこととぐしょ濡れになるのが嫌なだけだった。

 中古タイヤへの履き替えも考えたけど、硬化しつつあるα14、タイヤサイドの溝がほぼ消えたQ4、サイドが2部山の13spしかないことに気付き、考えるだけ無駄だと悟る。こんなんよりはまだ新品13spの方がなんぼかマシだろう。雨でもそれなりに食うしなと楽観的に考えていましたが、大会当日になってみると何だか肌寒い。やばくね? しかも雨が前日までの予報以上に降るっぽい。新品ハイグリタイヤ投入でベストを尽くすつもりが悪手になっていたことに気付くまでさほど時間を要さなかった。

 当日はびっしゃびしゃに濡れながら自走で会場入りすると、なんと自走組は5~6台ととても少ない。事務茶屋もひどい天気だったのにも関わらず何十台も自走がいて自走組に用意された場所からはみ出る勢いだったというのに...。みんなここ2週間ほどの連日の雨に流されて消えたらしい。そんな中で最近トランポを買ったはずのまみちゅさんがなぜか自走で現れてみんなから質問攻めに遭っていた。それを横目に見ながら淡々と準備していると、ヒグルスさんが「自走組の荷物置き場にしてね」と余ってるテントを提供してくれました。感謝…。とても助かりました。

 準備が終わって暇だったので知ってる人を捕まえてはおしゃべりしていると... どうやらそろそろ車検係が来るらしい。受付ハガキを準備して待ち構えていると車検係がやってきて車検開始。内容は基本的な外観チェックと前後のブレーキスイッチが前後でちゃんと動作するか(ブレーキが点灯するか)というシンプルなものでした。

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 車検にパスすると車検証代わりのステッカーと受付ハガキに印鑑がもらえる。

 

その後受付でライダーズミーティング→初心者向けの規則に関する講習→ウォームアップ→タイムアタックC2→NL→NO→C1→B→A→お昼休憩(コースウォーク可)→タイムアタックNL→NO→C2→C1→B→A→練習会(今回は雨天キャンセル)→表彰式 という流れ。

 

 今回は新品タイヤで皮むきすら終わってないのでウォームアップからゴリゴリ走ってアタリを付けるぞ~とウォームアップコースに飛び込むと「め ち ゃ く ち ゃ す べ る」 感覚的には気温一桁のドライコースをα14で走り始めた時の感覚に近い。バンクさせて開けるとリアが逃げる。少しずつアタリがついマシにはなるものの、いつものグリップ感とは縁遠い手ごたえ。ウォーマーを使えない条件下ではタイヤ選択に失敗したのはほぼ確実の状況にあることを実感。とはいえ、ここまで来たんだからやることやるしかない。

 出走の順番が回ってきたのでスタート位置につける。初めてのシグナルスタートに緊張する。実は出走前にバリーさんやレッド瀬戸内さんから「黄色が消えたタイミングでスタートするといい感じのスタートがきれる」と教えてもらっていた。人間の反応遅れ+光電管の位置が練習会のものより奥に設置されてるのがその理由らしい。ここまで情報を仕込んでいたものの、案の定スタートを失敗してしまい、黄色が消えたタイミングでスタートするつもりが実際に車体が動き始めたのは緑ランプが煌々と点灯してからであった。1Hはミスコースしない+タイムをしっかり残すことだけ考えて無難に走る。1H終了時点でのタイムは110%ちょいでC1までもう少しでした。とりあえず、最初の難関はクリアしたのでやったーと能天気に喜び、みんながタイムを上げてくる2H目ではうちもがっつりアタックしてあわよくばC1ジャンプアップ目指して頑張るぞ!やってやるぞ!と考えていた時期が僕にもありました

 2H目は前述の通り出走順が入れ替わります。タイムテーブル的にはNLからのスタートですがNLは僅か3名しかおらず、実質的にNOは最初です。コースインすると... 脳がバグる勢いで滑る...。なんで??と混乱しつつも、それでもタイムアタックなので気持ちを切り替えてプッシュすると自分でも分かるくらいスロットル操作が雑になってリアが大きくスライドする場面が何度もあり大きくタイムロス…。タイム的には1Hとほぼ変わらず。スライドした分損した感じ。後で聞くところによると、こういう状況だとお昼休憩中にコースウォークした人の足裏についた泥や砂などの影響で最初期の出走者は滑りやすいらしい。次回から気を付けよう…。

 今回のJAGE杯は富永さんが雨足が強まる中の渾身のアタックで見事トップタイムを叩き出して場内騒然。マジかよって感じ。いいもの見れた~って気持ちとバイク降りたら優しい感じでニコニコしているあの人がNSRに乗ったらあの走りをするの?って困惑で胸がいっぱいになった。

 そんなこんなでとりあえず今回の結果として、何とかC2昇格は出来ました。1Hで2位に2秒差くらいつけてたのでNO優勝出来たかな~と思ってたら、2Hのgzgzで逆転されてて終わった。死んだ。油断して負けたことは当然のことながらタイヤ貰える権利を失ったのが本当につらい。夢に出てきそうだ。

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 今回の反省点:①関東は夏でも意外なほど寒い。②コースウォークでコースは汚れる。③スロットルが雑だとタイヤは滑る。④欲をかいたり油断すると大抵ろくなことにならない。

 最後に、ウミガメや限界のみなさまのサポートがあったおかげで結果を残すことが出来ました。この場を借りてお礼を申し上げます。

 

以上